河村市長が初の予算案を示す
(09年度一般会計補正予算案)
マニフェスト関連31億円・経済対策144億円
―総額165億円の一般会計補正予算案―
名古屋市は6月1日、河村市長になって初の予算である6月補正予算案を市会各会派に示しました。
補正予算も規模は、一般会計165億1千万円など、総額196億8300万円です。このうちマニフェスト関連といわれる補正が19項目31億円余、経済危機対策関連が27項目144億円余です(マニフェスト関連には経済対策関連が11項目含まれています)。港区の市議補選(7月3日告示、12日投票)の補正予算も計上されました。
この結果一般会計の予算規模は1兆円を超え、総額は2兆7540億円になりました。
6月補正予算の主な事業
- 市長給与の減額・・・年800万円にする
- 名古屋高速道路の割引・・・7月下旬からの土日祝日3割引のために、市税12億円投入
- モノづくり文化交流拠点構想と東山動植物園再生プランを再検討。JR博物館周辺の整備は行う。
- 市長の秘書設置で議員時代の秘書を雇用・・・8月から。年間給与は約1000万円。今年は約600万円(共済費を除く)
- 経営アドパイザーを5人から11人に増員。主に選挙時のブレーンを採用。270万円
- 市長公用車の購入・・・150万円の軽ワゴン
- 緊急雇用創出事業に6億円。・・・21〜23で23億円。第1次補正の時にも15億円の計38億円
- 保育所入所待機児童対策・・・待機者600人。家庭保育室や入所枠拡大で235人
- 公立保育所へのエアコン設置・・・公立保育所の全保育室と調理室にエアコン設置
- 高等学校入学準備金の貸与者数を拡大・・・80人増の160人に
- 小・中学校の大規模改造・・・まず古い30校程度
一般会計補正予算の主な財源
区分 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
市税 | 14億3785万円 | 固定資産税 |
国庫支出金 | 125億7086万円 | |
県支出金 | 8億4871万円 | 緊急雇用6.8億円 |
財産収入 | 830万円 | 物品売払 |
諸収入 | 2514万円 | |
市債 | 16億1900万円 | |
計 | 165億988万円 |
当初予算に続き、6月補正予算でも見送った事業
(後年度負担も考え、9月までにどうするかを決める)
- 市立大学薬学部校舎改築(第二期工事の実施設計)
- 国際展示場第1展示館改築(実施設計)
- 中央卸売市場本場塩干棟等の改築
- 昭和文化小劇場(基本設計)
- 瑞穂文化小劇場・図書館の建設
- 清掃工場の新設(基礎調査)
- 健康と環境に関する研究所(基本設計)
- クオリティライフ21城北のうち
重症心身障害児者施設(調査)
健康増進支援施設(調査) - 揚輝荘の修復整備
- 歴史の里(基本計画の策定)