8月31日 教育子ども委員会 かとう典子議員
請願審査 徳重センター(緑図書館分館)
図書館休館日の変更求める請願が採択
市民参加のまちづくりが前進
8月31日の教育子ども委員会では、教育委員会関係の請願審査が行われました。緑区東部地域に建設中の徳重センター内に予定される図書館分館の休館日を月曜日以外にすることをもとめる請願はじめ2件が採択されました。
住民参加で建設したセンター 運営も住民の意見を
緑区東部地域は、若い子育て世帯が集まる人口急増地域です。徳重までの地下鉄延伸に合わせて、徳重駅前に区役所支所・保健所分室・図書館・地区会館からなる「徳重センター」(2010年開館予定)の建設が、地域の「まちづくりの会」の取り組みなど、住民参加で要望を取り入れながら進められてきました。このセンターの開館にあたって「まちづくりの会」から「図書館の休館日を変更し、緑図書館と交互に使えるようにしてほしい」との要望が請願として出されました(紹介議員は、緑区の全会派の議員)。かとう議員は「市民参加で利用しやすい図書館をつくることで、住民自治が育つ。国民の教育と文化の発展に寄与するという図書館の目的からいっても、ぜひ実現を」と求めました。
当局は「開館に合わせて休館日を周知できるので実施は可能。若干経費がかかるが、市民サービス向上のため検討したい」と答えました。
請願は、財政状況を勘案の上善処すること当局に要望し、全会一致で採択されました。
また、放射線照射をした食品を学校給食に使用しないことを求める請願も全会一致で採択されました。 この他かとう議員は、子育てサークルの会場使用料を無料にすることを求める請願や、障害児教育の充実、学校事務職員を基準通りに加配し、欠員をなくし正規職員を充実することなどを求める請願など、いずれも採択を求めて発言しましたが、保留となりました。
教育子ども委員会(2009年8月31日)での請願審査の結果
<新規分>
請願名(請願者) | 請願内容 | 結果 | |
---|---|---|---|
平成21年 請願第8号 |
緑区東部方面地域センター(仮称)にできる図書館の休館日に関する請願(緑区東部まちづくりの会) | 休館日を月曜日以外に変え、既存の図書館と交互に利用できるように | 採択 (*) |
平成21年 請願第11号 |
子育て支援に係る公の施設利用に関する請願(新日本婦人の会愛知県本部) | 子育てサークルがスポーツセンター・生涯学習センター・女性会館などの社会教育関係の施設を利用するとき使用料を無料に | 保留 |
*財政状況を勘案の上、採択
<保留分>
請願名(請願者) | 請願内容 | 結果 | |
---|---|---|---|
平成19年 請願第16号 |
アレルギー疾患、特にアトピー性皮膚炎を学校病に指定することを求める意見書提出に関する請願(新日本婦人の会愛知県本部) | アレルギー疾患、とくにアトピー性皮膚炎の学校病指定を求める意見書提出を | 保留 |
平成19年 請願第18号 |
30人以下学級の実現を求める請願(新日本婦人の会愛知県本部) | 30人学級を小・中・高に。各学級には常勤の教員で | 保留 |
平成20年 請願第2号 |
すべての障害を持つ子の行き届いた教育の実現を求める請願(障害児教育の充実を願う会) | 市立の知的障害、肢体不自由特別支援学校の新設、通常学級財政の発達障害の子どもの条件整備、障害種別の特別支援学級設置、看護師を別枠定数で採用など | 保留 |
平成20年 請願第8号 |
行き届いた名古屋の学校教育の実現を求める請願(名古屋市学校事務職員労働組合) | 学校事務職員の就学援助加配の充足、正規職員の充実 | 保留 |
平成21年 請願第6号 |
放射線を照射された食品を学校給食に使用しないことを求める請願願(学校給食を考える中部の会) | 放射線照射食品を学校給食に使用しない | 採択 |