12月24日 総務環境委員会 梅原紀美子・くれまつ順子議員
請願審査
地域委員会は審査打切り。議会改革は継続に
12月24日の総務環境委員会では11月議会で受理された請願と陳情の審査が行われました。
請願者の陳述を実施
委員会冒頭で請願者の意見陳述が行われ、「地域委員会モデル地域公募に関する請願」について請願者から「地域委員会に期待している。選挙は必要。モデル実施は(1)学区連から提案(2)30人の署名をえて学区連の協議が必要、とあり学区連が1月12日までに話し合いをやることはできないといわれた。地域委員会として街路の美化・公園の整備をやりたい」等の発言が3分間行われました。
地域委員会は住民の声をよく聞け
地域委員会に関する「モデル実施地域公募」「公選制により選出」「制度の検討は慎重に」の3件について、くれまつ議員は、「市民の十分な理解がされていないままであり、新しい住民自治をあらたにつくっていくのには、十分な検討が必要。モデル実施は拙速にやるべきでない」と住民の意見をもっと聞くように求めました。結果はそれぞれ「審査打ち切り」「不採択」「保留」となりました。
議会改革の請願は先送り
11月議会で提案された議会改革条例と全く内容が同じ請願について、くれまつ議員は「議員特権を廃止していくことなどすすめなくてはならないし、今議会として検討している」としたうえで、「議員定数の半減という議会制民主主義を破壊するものが含まれている」として不採択を求めました。また「委員会や本会議で3分間スピーチを」について、「市民の声を広く市政に反映させる点では委員会でも本会議でも提案できる制度は必要」として採択を求めました。平成19年から保留となっている「政務調査費の領収書の全面公開」の請願も「市民の前に明かにすべきことは当然の義務だ」として採択を求めましたがいずれも保留となりました。
また「外国人参政権に関する意見書の破棄決議を求める陳情」「憲法違反の外国人参政権による選挙を実施しないことを求める陳情」には「外国人への参政権を憲法違反とし、参政権付与に反対するような陳情は不採択」と主張しましたが「ききおく」になりました。
総務環境委員会(2009年12月24日)での請願・陳情審査の結果
請願名 | 請願者 | 請願内容 | 結果 | |
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継続 | 地域委員会制度の検討を慎重に進めることを求める請願 | 名古屋市区政協力委員議長協議会 | 地域へ十分な説明を。区政協力委員協などの理解が得られるまでは、モデル地域の公募をしない | 保留 |
新規 | 地域委員会モデル地域公募に関する請願 | 東区住民 | 1 モデル地域の選定は名古屋市が決める2 地域委員の選定は公選制で決める | 打切り |
公選制により選出された委員で構成する地域委員会の設置の早期実現を求める請願 | 市政研究プロジェクトチーム愛知 | 地域委員会の設置のための条例制定を。18歳以上の日本人で、など | 不採択 | |
議会改革を求める請願 | 議員定数半減、3期まで、報酬の半減など | 保留 | ||
委員会や本会議の場で市民が市に対し提案できる制度を条例で制定することを求める請願 | 委員会や本会議で市民が市に対して提案できる制度の条例化を18歳以上の市民3分間 | 保留 | ||
継続 | 政務調査費の領収書について全面公開を求める請願(H19) | 瑞穂区住民 | 政務調査費の領収書を直ちに全面公開する | 保留 |
新規 | 平成7年3月に可決、提出した定住外国人の地方参政権に関する意見書の破棄決議を求める陳情 | 外国人参政権に反対する愛知県民の会 | 定住外国人の地方参政権に関する意見書の破棄決議を | ききおく |
憲法違反の外国人参政権による選挙を実施しないこと等を求める陳情 | 港区住民 | 法律がとおっても市として外国人参政権による選挙はしないこと | ききおく |