5月17日 教育子ども委員会 かとう典子議員
請願審査 中学卒業までの通院医療費無料化
市長公約守らせるためにも採択を!
5月17日の教育子ども委員会では、2月議会で受理された新規請願・陳情4件のほか、保留分17件を含めた請願・陳情審査が行われました。
保育関係の請願では、保育関係者の運動によって、公立保育所での早朝保育の時間変更(7時30分からに)が実現。民調費については、制度は維持されているものの、人勧による給与引き下げの影響や公立保育所での管理費削減などが金額に影響しています。かとう議員は「管理費など公立を減らしたから民間もというのでは、保育の質の低下になる。公民ともに充実させるべき」と求めました。
学童保育関係では、補助基準を国にあわせたことで土曜日午前中や高学年対象、障害児加算の増額などの要求が実現。しかし補助基準額の見直しで少人数の学童保育所の補助基準額は切り下げられています。かとう議員が「予算修正で今年度は100%の緩和措置がとられるが、次年度以降はどうなるのか」と質したところ、当局は「今年度1年間状況を見させてもらい来年度どうするかを検討する」と答弁しました。
医療費無料化 民主は後ろ向き
また中学校卒業までの通院医療費無料化について、かとう議員は「中学校卒業までの医療費無料化は、市長の公約であり、全会派が要求していることだ。請願を採択して必ず実施できるようにすべき」と主張しました。一方、民主党の日比議員は「医療費無料化はできればいいが、財政状況からいってできるのか」などと後ろ向きの発言。自らの会派の予算要求に責任を持たず、市長の公約違反を擁護する態度は許されません。かとう議員は採択を求めましたが、結果は保留となりました。
教育子ども委員会(2010年5月17日)での請願審査の結果(新規分)
請願・陳情名 | 請願者 | 結果 |
---|---|---|
平成22年請願第2号 民間保育所運営費国庫負担金の一般財源化に反対する意見書提出に関する請願 |
全国福祉保育労働組合東海地方本部 | 保留 |
平成22年請願第6号 長時間保育料の新設、第3子以降の保育料無料化の段階的廃止、子育て支援手当の段階的廃止の撤回を求める請願 |
保育をよくするネットワークなごや | 審査打切 (1、2項は趣旨実現、3項は議会意思決定済みのため) |
平成22年陳情第2号 名古屋市子ども会キャンプセンター施設の利用存続を求める陳情 |
名古屋市子ども会ボランティア協議会 | 議会意思決定済みのため審査打切 |
平成22年陳情第3号 自動車図書館の貸し出しサービスの存続を求める陳情 |
自動車図書館の存続を求める利用者の会 | 趣旨実現のため審査打切 |