日本共産党名古屋市議会議員団Webサイト
2010年9月28日発行

9月28日 本会議 田口一登議員

議員報酬月額20万円引き下げは第一歩
田口議員が賛成討論 さらなる削減へ決意

9月28日に開かれた市議会本会議では、議員報酬を月額20万円引き下げる特例条例改正案を可決しました。市会議員改選時の来年4月までの暫定的な引き下げであり、報酬削減の第一歩です。日本共産党は、さらなる引き下げに取り組みます。本会議での田口かずと議員の賛成討論を紹介します。

今回の引き下げは暫定的

私は、日本共産党名古屋市会議員団を代表して、議員報酬を月額20万円引き下げる特例条例改正案に賛成の立場から討論を行います。

厳しい経済情勢のもと、毎日を懸命に生きておられる市民のみなさんの暮らしの現実と思いに心を寄せて、私たち名古屋市会議員が、自らの高額な報酬を引き下げることは、当然のことです。

今回の報酬引き下げ案は、わが党がたたき台として示してきた削減額()には至らないものですが、来年4月予定の市会議員選挙までの暫定的な引き下げであること、今後、第三者機関などを設置し、議員報酬についても市民の意見を踏まえて検討していくことが、議会改革推進協議会において合意されたことから、今回の引き下げ案に賛成するものであります。

第三者機関で
市民の意見を踏まえて検討

一方で、河村市長は、報酬半減を唱えていますが、市長が議会にたいして議員報酬の削減を押し付けるやり方は、憲法が定める地方自治の二元代表制の原則を損なう行為です。名古屋市会議員の報酬額はいくらが妥当か、報酬でどこまで措置すべきか。これは、市長の押し付けでも、議会のお手盛りでもなく、市民が参加する第三者機関で客観的に検討していただくべきものです。

今回の暫定的な引き下げは第一歩であり、わが党は、市民の意見を踏まえつつ、議員報酬のさらなる引き下げに取り組む決意を申し添えて、討論を終わります。

※日本共産党が示してきた報酬額のたたき台は、4割程度削減して、政令都市では最低の1000万円に引き下げるというものです。
市長提案は全会一致で否決されました。

主な議案に対する態度

議案名 各会派の態度 結果 備考
プール条例改正 可決 稲葉地プール及び名東プールを2011年4月1日に廃止
名古屋市公開事業審査の実施に関する条例に対する再議 原案可決 2010年6月29日議決「名古屋市公開事業審査の実施に関する条例」(共産は反対)を、議員提案の条例で長の事務を個別具体的に規定することは議決権限を超えるとして再議。
共産党は市長の事務執行に制限を加える規定になっていないとして、先の議決どおりとすることに賛成
名古屋市中期戦略ビジョンに対する再議 原案可決 2010年6月29日議決「名古屋市中期戦略ビジョン」(共産は反対)の修正は、長の総合計画の策定権を損ない、市会の議決権限を付与した条例趣旨を逸脱するとして再議に。
共産党は、長の計画策定権を損なう修正でなく、議会の権限を越えていないとして先の議決どおりとすることに賛成

〇=賛成●=反対
共:日本共産党民:民主党自:自民党公:公明党 社:社民党・ローカルパーティ気:新民会派氣魄ク:民主党クラブ

 

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