日本共産党名古屋市議会議員団Webサイト
2005年6月28日発行

村瀬たつじ議員 代表質問(6月28日)

28日の代表質問で村瀬たつじ議員は、市長選挙での公約をふまえて、市長の姿勢をただしました。

福祉の充実こそ市民の一番の願い
なのに・・・無責任な答弁繰り返す市長

村瀬たつじ議員子どもの医療費無料の拡大、30人学級など市民の切実な願いや要求の実現を

市長選挙での論戦で明らかになった、市民にとって緊急で切実な3つの課題について求めました。

  1. 医療費無料を小中学生まで拡大し、所得制限の撤廃を。
    ・市長答弁「小学校まではぜひ実現したいが、財政が厳しく、国の方針も未定なので検討していく」
  2. 30人学級を中学生までの全学年で計画的に実施を。
    ・市長答弁「多人数で施笹琢磨したり、少人数での指導も必要。小学校2年生までは実施する」
  3. 高齢者の医療費助政で福祉給付金の復活を。
    ・市長答弁「他都市より高い水準なので実施困難だ」

食肉利権・外郭団体「名食」社長逮捕−市長の指導・監督責任を追及−

「BSE牛肉偽装事件」「違法な資産隠し」「輸入豚肉関税の脱税」など不正事件が相次ぐフジチクグループ。そこに深い関係にある人が社長を務める「名食」は名古屋市も45%出資している外郭団体です。

フジチクに続き、名食の社長が逮捕・起訴されたことに対する市長の指導・監督責任をただしました。

  • 市長答弁「残念遺憾なこと。経営陣を刷新した。

フジチクに食い物にされる

「愛食」の営業権譲渡問題でも、名古屋市が「名食」を使ってフジチクグループに食い物にされてきたのではないかと追及しました。

  • 市長答弁「公正に事業を行うのが当 然でそんなことはない」

橋梁談合− 名高速でも高落札

公正取引委員会に告発された談合組織に加わる49社が98年から2002年までの名古屋都市高速道路の本体工事を全て受注し、97.5%と言う高落札率となっています。2004年度まででもほとんど受注し、7年間で1300億円の工事費となっています。高速道路工事での談合を調査するように指導すべきだとただしました。

  • 市長答弁「公社として入札改善に取り組んでいる。 今回のことは捜査を注目している」

パーティ券を談合会社に買ってもらったのか

市長は、今回橋梁談合で起訴された日本車輌から2001年市長選の時のパーティで30万円のパーティ券を購入してもらったが、今回のパーティ券を調査したか、と追及。

  • 市長答弁「前回はその通り。法的に認められている。今回の分は主催者の後援団体がそのうち発表する」

村瀬議員は「談合疑惑が問題になっているのに、知らないとは無責任だ」と厳しく批判しました。

指定管理者選定を非公募にする基準は

公の施設への指定管理者制度が一気に進められています。これまでは全て公募だといい、福祉施設などを社会福祉法人に限定せよといっても拒否してきました。しかし、今回初めて公募しないで選定する施設が提案されています。基準を明らかにせよとただしました。

  • 局長答弁「原則公募で、一部今回のみ非公募、他の 民間施設との複合施設は非公募とした」

名市大の独法化で経営優先にならないか

名古屋市立大学が独立行政法人になって、経営効率優先で教養教育や研究などが軽視されたり、行政の評価委員会が大学の自主性を阻害することはないのか、とただしました。

  • 局長答弁「自主的自立的運営を確保していく」

靖国問題と歴史教科書の認識をただす

「日本の戦争は正しかった」という歴史観を持ち広めようとする靖国神社へ小泉首相が参拝することは、靖国神社の歴史観にお墨付きを与えることになる。やめるべきでと思わないか。

  • 市長答弁「小泉首相が判断することだ」
    靖国神社と同じ主張をしている「新しい歴史教科書をつくる会(扶桑社)」の歴史・公民教科書について、南京市と友好姉妹都市にある名古屋市として、採択すべきではない、とただしました。
  • 市長答弁「文科省検定に合格したものは主たる教材 になる」
個人質問始まる
日時 質問者 主な質問項目
29日(水) 10時より
うめはら紀美子議員
  • 介護保険問題について
  • 市立高校の老朽化について
1時頃
田中せつ子議員
  • 受益者負担の押しつけについて
  • 万博に伴う諸問題について
30日(木) 10時半頃
山口きよあき議員
  • 外国人の子どもたちの教育環境整備を
  • ボートピア建設をやめさせよ