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2006年6月29日発行

6月議会 議案外質問 村瀬たつじ議員


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旧学校給食協会
学校給食用物資の調達に不可解な謎?
フジチク系の1社が独占的に受注

村瀬たつじ議員

村瀬議員は、学校給食用物資の調達事業に関する疑惑についてただしました。

市の外郭団体・名古屋市教育スポーツ振興事業団に吸収合併された学校給食協会は、同事業団の事業として学校給食のおかず用食材を一括購入して各学校へ納入しています。食材納入業者は112社が登録され、372の物資を登録しています。このうち精肉は2社が独占し、うち1社が昨年度の精肉の年間納品総額3億5千万余円の8割以上を占めています。

村瀬議員は「牛肉や豚肉の納入を、ほとんど1社が独占していることは問題だ」と追及しました。

なぜ新規業者は納入業者になれないのか

精肉を独占している会社は、「名食」の前社長藤村勲元被告(脱税などで有罪確定)が監査役にも就任していたことがあり、フジチクグループと深い関係にあるともいわれています。

ところが、一般の業者は登録したくても、なかなかできず、登録しようと、いろいろと努力したが、申請書類ももらえずに断念されたという方がいます。

村瀬議員は「多くの業者が参入できるようにすべきなのに、なぜ業者の新規参入を拒むのか」とただしました。これに対し市長は、「登録は随時受け付けている」と答え、事実上の1社独占については一切答えませんでした。

 

住友電工跡地の汚染浄化をただす−汚染土壌を残したまま開発をするのか−

村瀬たつじ議員は、南区の住友電工旧名古屋製作所跡地をめぐる汚染土壌の浄化問題と、跡地開発問題について松原市長の姿勢をただしました。

12%の土地にヒ素等を残したまま「浄化完了」?

同跡地では環境基準の7500倍を超える有害物質テトラクロロエチレンなどの汚染が発覚し、汚染浄化工事が進められ、今年5月末、汚染浄化が終わったと「中間報告書」を名古屋市に提出しました。7月中には、ダイヤモンドシティとトヨタホームに土地を引き渡すと伝えられています。

村瀬議員は跡地72,100平方メートルのうち、今なお12%の土地が、鉛・水銀・フッ素・ヒ素など重金属に汚染されたままの状態である事を明らかにし、市の対応をただしました。環境局長は「批素等による汚染土壌は、敷地内の一部に残置されるので、土地所有者を指導していく」と答えました。

住民との約束を無視するのか

村瀬議員は、住友電工の説明会での『何十億円かけてもきれいにして土地を地元にお返しする』という約束を「きちんと守らせよ」と強く求めました。

 

アスベスト対策 民間住宅への助成で除去促進を

村瀬議員は、民間住宅に対するアスベスト含有調査や除去費用の助成についてただしました。村瀬議員は、「千葉市などは助成している。早急に実施を」と質問。局長は「まずは共同住宅など、多数の人が利用する建築物を対象に検討したい」と答えました。

なぜ住民税が8倍?…苦情殺到

小泉内閣と自民・公明の進める税制改悪にともない、6月に納税通知書が届き「なぜ市民税が8倍にも上がったのか」「非課税だったのになぜ課税されるのか」など、市民からの問い合わせが区役所へ殺到しました。

村瀬議員は「国保料や介護保険料の時も連動する。臨時の相談窓口や夜間相談の開設、医療費控除などの周知に加え、実情に合わせた分割納付などの措置を」と求めました。