日本共産党名古屋市議会議員団Webサイト
2006年9月1日発行

9月1日(金)〜3日(日)防災訓練や一般公開
自衛艦の入港拒否を
日本共産党市議団が名港管理組合へ申し入れ

機雷除去用の掃海艇も出動

申し入れを行いました申し入れを行う、左から、山口市議、村瀬市議、かのう県会予定候補

愛知県総合防災訓練への参加などを理由に、自衛艦2隻が9月1日、名古屋港に入港しました。日本共産党名古屋市議団は8月31日、名古屋港管理組合(管理者は松原市長)に対し、入港拒否を申し入れました。村瀬たつじ市議、山口きよあき市議、かのう美恵子(港区県議予定候補)さんが参加しました。

防災訓練に便乗した3日の名港での一般公開は、自衛隊の認知度を高めようとするイメージアップ作戦といわれています。

今回参加する海上自衛隊の掃海艇「すがしま」は湾岸戦争での掃海艇派遣を教訓に高性能機雷へ対応した新型機雷探知機や20ミリ機関砲を装備し、磁気機雷対策のためにエンジンを含む金属をアルミ合金を使って帯磁しないよう設計されています。支援艦「すおう」は兵員や軍用物資輸送などの後方支援がそもそもの目的の軍艦です。

日本共産党は「名古屋港は平和な商業港として発展してきた。軍艦の入港はいらない」と入港に反対するよう申し入れました。

同日、平和と憲法を守る港区連絡会議や愛知県平和委員会など3団体も連盟で入港反対の申し入れを行いました。

 

2006年8月31日

名古屋港管理組合管理者

名古屋市長 松原武久様

日本共産党名古屋市会議員団
団長 村瀬 たつじ


自衛艦の名古屋港入港に関する申し入れ


愛知県の行う防災訓練に参加するためとして、多用途支援艦「すおう」と掃海艇「すがしま」の2隻の自衛艦が9月1日に名古屋港に入港する予定といわれ、3日には「すがしま」の一般公開も計画されています。

住民を戦争にまきこむ「国民保護計画」の策定が進められるなか、「防災訓練」を名目に名古屋港へ自衛艦を入港させ、一般公開を行うことは、自衛隊の存在を誇示する有事体制づくりをすすめることにほかならず容認できません。

名古屋港は平和な商業港であり軍港ではありません。日本が過去の侵略戦争や植民地支配を反省し、その上にたって平和憲法を遵守することこそ、アジアとの貿易が年々比重を増す名古屋港の発展にとって欠かせません。つきましては以下の点を強く申し入れます。


  1. 名古屋港の軍事利用につながる自衛艦の入港を拒否すること。
  2. 住民を戦争にまきこむ国民保護計画は、名古屋港管理組合として策定しないこと。

 

以上

  掃海艇 すがしま 多用途支援艦 すおう
基準排水量 510t 980t
主要寸法
(長さ、幅、深さ、喫水)
54×9.4×4.2×3.0m 65×12.0×5.8×3.5m
船型 船首楼型  
主機 ディーゼル2基2軸 ディーゼル2基2軸
速力/馬力 14kt/1,800PS 15kt/5,000PS
主要兵装 20mm機関砲x1
掃海装置一式
 
特殊装置   曳航装置
定員 45名 40名