日本共産党名古屋市議会議員団Webサイト
2006年9月15日発行

日本共産党名古屋市議団

市政アンケート4000通を超える 市民負担増に生々しい怒りの声
市民の期待にこたえてがんばります

PDFファイルにて詳しい内容を提供しています。下記よりダウンロードしてご覧下さい。

>> PDFファイル(95KB)

市政記者クラブで発表

9月定例会が始まった15日、日本共産党名古屋市会議員団は市政アンケートの中間報告を発表しました。 記者会見には村瀬たつじ団長と田口かずと幹事長が説明し、記者からの質問にも答えました。中間報告の要旨は次の通りです。

過去最高の回収数

日本共産党は、大増税や市民負担増できびしい生活を強られる市民生活の実態を調査し、今後の議会活動にかすために、政務調査費を活用して7月から「市政アンケート」を実施してきました。

その結果、9月13日、市議団へ到着した回答は4000通を超しました。いまなお、連日のように回答が寄せられていますが、過去行ってきたアンケート調査の中では最高の回収結果となりました。

意見欄には、びっしりと書かれたものが多くあり、政治に対する怒りと不安、わが党に対する期待や様々な意見をいただきました。回答者は、年齢別にみると60代以上が半分以上の54%で、性別では男性が45%、女性が55%で女性が上回っています。

「福祉」や「ムダづかい」に大きな関心

「市政について関心のあること、改善してほしいこと」(複数回答)は、「税金」「高齢者・介護」「年金」「医療・健康保険」など福祉の充実を望むことが多いのが特徴です。( >> 図1参照

64%が「生活が苦しくなった」

「1年前に比べあなたの生活はどうですか」の設問に対し、64%が「生活が苦しくなった」と答え、「元気な名古屋」といわれる割には、市民生活が良くなっていないことが明らかになりました。(>> 図2参照

本丸御殿の復元

圧倒的多数が批判的あるいは慎重な立場

名古屋城本丸御殿の復元は「優先して推進」は3.2%ですが、「福祉やくらしの予算を削ってまで、推進しない」が47.5%もあり、圧倒的多数が批判的あるいは慎重な立場をとっており、市民は冷静に見ていることがわかりました。(>> 図3参照

無党派の市民から期待の声が続々寄せられる

今回のアンケートは、封筒で回収する方法で個人のプライバシーを配慮したために、びっしりと意見や要望が書かれているのが特徴です。無党派の人からは「アンケートで市民の声を聞こうとする姿勢は誠に立派だ」「もっと大きくなって政治を変えてほしい」などの意見もいただきました。

今後の議会活動にいかし全力を尽くす決意です。

図1 関心のあること、改善してほしいこと(複数回答)
項目 (%) 項目 (%)
税金 35.4% 教育 13.4%
高齢者福祉・介護保険 35.4% 震災・水害 11.4%
年金 33.6% 障害者施策 11%
医療・健康保険 33.5% 雇用 9.5%
ムダな公共事業の削減 29.1% 騒音・大気汚染・地下水汚染 9.4%
政務調査費・費用弁償 25.1% 住宅 5.9%
公共交通 17.6% 文化・スポーツ 5.1%
ゴミ・環境 16.3% 中小企業 4.6%
道路・街灯などの整備 15.8% 都市再開発 3.6%
子育て・保育 14.7% その他 4.8%

 

図2 質問(1年前に比べての生活はどうですか?)に対する回答結果のグラフ

 

図3 質問(本丸御殿の復元について)に対する回答結果のグラフ