教育子ども委員会(1月26日)田中せつ子議員
請願審査
保育の公的責任の堅持を
1月26日の教育子ども委員会で、日本共産党の田中せつ子議員は、請願の採択を求めました。
田中議員は保育料について「来年度は定率減税半減の影響も出る。国は影響が出ないように徴収額表を見直すとしているが、市としても改定すべきだ」と求めたのに対し、当局は「国の趣旨をふまえて検討していく」と答えました。田中議員は「子育て支援に力を入れるというなら、これ以上保育料を値上げすべきでない」と請願の採択をもとめましたが、「保留」となりました。
営利企業参入は「認めない」と答弁
認定子ども園など保育の公的責任が問われる中、営利企業の保育参入について今後の市の方針が注目されていましたが、田中議員の質問に対し、当局は「待機児が減少傾向にあること、社会福祉法人の参入意欲も強いことから、今後も営利企業の参入は認めない」と明言しました。
請願審査の結果は以下のとおりです。
請願名 | 請願者 | 結果 | |
---|---|---|---|
平成18年 請願第20号 |
保育料の保護者負担の増額に反対する請願 | 保育をよくするネットワークなごや | 保留 |
平成18年 請願第22号 |
倒壊寸前の保育園園舎の早期耐震補強工事を求める請願 | 名古屋市公立保育園父母の会 | 保留 |
平成18年 請願第23号 |
障害児保育の充実を求める請願 | 名古屋市公立保育園父母の会 | 保留 |
平成18年 請願第28号 |
福祉医療制度の改善を求める請願(乳幼児医療費助成について) | 愛知県社会保障推進協議会 | 保留 |
請願名 | 請願者 | 請願項目 | 結果 | |
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平成18年 請願第26号 |
公的保育制度の堅持を求める請願 | 天白区住民 | 1(1)公的保育制度を守り非営利の原則を堅持 3 待機児解消に必要な施設改善費と人件費を |
趣旨実現 |
4(5)学童保育所の障害児受入れ1人ごとに補助金を交付すること 5(4)公立保育所の早朝保育を7時30分からに 5(5)イ、保育所での障害児受入れ人数を増やし時間延長を |
不採択 | |||
正規職員がつくる給食を守る、学童保育発展(トワイライトと統合しない、6年生まで助成対象、土曜日午前中の補助、午後6時までを基準単価に)、保育充実(一時保育、病児病後児、休日・年末保育、3歳未満の障害児入所) | 保留 | |||
平成18年 請願第29号 |
働きながら安心して子どもを産み育てられるよう保育の公的責任の堅持と保育・学童保育施策の拡充を求める請願 | 愛知保育団体連絡協議会 | 1 認定子ども園を認めない。営利企業の保育所参入を認めないこと | 打切 |
3(3)B階層の保育料を無料にし、値下げを (5)公立保育所の給食調理を正規職員で行い、嘱託化を見直す (9)託児室への補助を家庭保育室と同額に (10)託児室認可のため公有地の貸与 (11)認可外保育施設の最低基準を守らせ、処遇格差是正のための施策を (12)学童保育の助成金を実態に合わせて増額 (13)学童保育の補助対象を1日6時間以上に |
不採択 | |||
公立保育所の民営化しない、保育予算削減しない、待機児解消のため保育所、新設増設、障害児保育拡充、民調費継続拡充、休日・一時保育を公立でも | 保留 |
経済水道委員会(1月29日)黒田二郎議員
「トンネルじん肺根絶」もとめる意見書提出
全会一致で陳情が採択
1月29日に開かれた経済水道委員会で「トンネルじん肺根絶の抜本的な対策を求める意見書提出に関する件」が審議され、全会一致で採択されました。
日本共産党の黒田二郎議員は「トンネルじん肺は、地下鉄や地下駐車場の建設を進める名古屋市にとっても、無関係ではない。東京・熊本・仙台での判決もふまえ、陳情を採択すべきだ」と主張しました。