本会議・個人質問(3月5日) わしの恵子議員
西区・山田地域などで子育て世帯が急増
子育て環境の整備を早急に
録画中継を別サイトにて配信しております。 >> ご覧になりたい方はこちら(別ウィンドウで開きます) |
わしの恵子議員は、3月5日、本会議で個人質問に立ち、西区山田地域など、子育て世帯が急増する地域での子育て環境の整備について、市長の姿勢をただしました。
子育て急増地域に保育所整備を
西区山田地域では、上小田井総合駅近くの大きな工場跡地などに次々と大規模なマンションが立ち並び、若い世代とともに、幼児や児童数が急増しています。わしの議員は「この近くには保育園はなく、幼稚園バスで遠くの園まで通ったり、高い保育料を払って、認可外の託児室に預けたりと、大変苦労している。保育要求の実態調査を行うとともに、必要な地域には保育園の増設を早急に行うべきだ」ともとめました。
市長は「地域の保育需要の動向を踏まえ、保育所増設・増改築、定員超過入所などの対応で保育所待機児童の解消を図りたい」と答弁しました。
常設できる子育てセンターを
西区には、民間保育園や保健所、区役所などの関係機関で運営されている子育支援の団体「もこもこ」があります。児童館など3つの施設で週1回ずつ開かれていますが、常設ではないため、カーペットやおもちゃ、絵本などの遊び道具の持ち込みなどで大変です。
わしの議員は「関係者の努力で開かれている子育て支援が、常設で開設できるように施設整備が必要ではないか」ともとめました。市長は「保育園で実施している地域子育て支援センターを拡充していく」との答弁にとどまりました。
図書館は支所管区にあるのに…
児童館の増設を
また、わしの議員は「山田地域で実施した子育てアンケートでは、『山田地域にも児童館をつくってほしい』『つくらないのなら、西児童館に行くバスを走らせてほしい』などの声が寄せられている。図書館は支所管内にも整備されているが、児童館も1区1館にこだわらず、中学校区に1つをめざしながら、必要度の高いところには作っていくべきではないか」と求めました。
市長は「新たな児童館の設置には困難」としつつ、地域の子どもたちの遊び場や居場所づくりは必要との考えをしめしました。
西児童館体育室の冷房
市長は約束を守って
「もこもこ」が開かれている施設の一つ西児童館体育室は、冷房施設がなく、幼い子どもたちは夏季熱で体温が上がってしまうこともあります。
わしの議員は「昨年11月の『西区民の集い』でも話題になったが、乳幼児が利用している西児童館の体育室のように、必要なところには冷房設備を整えるべきではないか」とただしました。
市長は「乳幼児の利用に対応した環境整備は必要だが、体育室の冷房は構造上難しい」と答えました。
わしの議員は「区民の集いで市長は『大きな問題と受けとめる』と答え、関係者は期待している。『子育てするなら名古屋』というなら、体育室への冷房設置の願いに背を向けるべきではない」と、強く求めました。